ファッション分野において経営業績が好調の「ZARA」(スペインINDITEXのブランド)の銀座店に週末いって来ました。うわさどおり、ZARAの1・2階のOL向けの売場は盛況でした。

 なぜZARAの経営業績が好調なのでしょう?

 それはSPA企業でありますZARA「スピード経営」にあると言われています。

 スピード経営の指標となる、主なSPA企業のリードタイムは以下のとおりです。

          デザイン〜出荷    製造場所
   ・ZARA    2〜5週間     欧州(80%)
   ・H&M    3週間〜6ヶ月   欧州(50%)
   ・GAP      6ヶ月      アジア(65%)
   ・ユニクロ    約1年       中国(90%)

 「ZARA」はダントツの早さですね。

 そのZARAのスピード経営(SPA企業)の仕組みは以下のとおりです。

 1.ジャスト・イン・タイム
   ・トヨタの協力を得て、自社一貫の生産・物流加工ラインを設置
   ・アイテム別、加工工程別に22社の自社加工工場を集中配置
   ・同地区に13万?の大型物流センターを設置

 2.ファッション・オン・デマンド
   ・長期トレンド情報に基づいて絞り込んだ生機素材や原糸を大量に備蓄
   ・POS情報に基づいて染色整理
   ・販売動向に即応して数日で企画と生産仕様を開発
   ・200名を越えるデザインチームを組成
   ・備蓄素材を加工し、縫製・編みたてラインへ流す

 3.翌日朝に世界中の店舗へ出荷
   ・各国の店舗は全てPOSシステムによってリンク
   ・スペインの巨大自動物流センターで店別に仕分け  


 ZARAは、ある意味、昔から言われている経営戦略のひとつである「ベンチマーキング」の考え方を取り入れているともいえるだろう。

 ベンチマーキングとは、経営や業務・ビジネスプロセスの非効率な部分を改善するため、他分野における優良事例(ベストブラクティス)を探し出して分析し、それを指標(ベンチマーク)に自社の活動を測定・評価して、変革を進める経営改善手法です。 

 「ZARA」は他分野であるが、同じメーカーである「トヨタ」のベストプラクティス(ジャスト・イン・タイム=かんばん方式)を経営に徹底的に取り入れているのだ。


 皆さんも、ベストプラクティスを探し分析してみてはいかがですか?

 本ブログの以下の講座が、これに近い内容ですね。
  
2−3 ヒット要因(話題の会社をチェックしよう)
  2−4 ヒット要因(話題の会社の特徴は何?)