今日は、最近読んだ本「ヒット企業のデザイン戦略(イノベーションを生み続ける組織)」(クレイグ・M・ポーゲル、ジョナサン・ケーガル、ピーター・ポートライト著)にある「イノベーション・プロセス」を中心にお届けしていきます。

 本書では、最高のイノベーター(起業家)が従っていると思われる商品開発の初期段階の一連のプロセスや手順を紹介しています。
 新たな商品・サービスを市場に送り出そうと考えている方はとても参考になりますよ! 内容は以下のとおりです。



 商品開発の初期段階はしばしば「曖昧な段階」といわれる。初期段階の課題は明白な事実ではなく、ユーザーの観察結果に基づくインサイト(洞察)から基準を設定することである。
 このプロセスは商品だけでなくサービスのデザインにも役立つ。
 以下、こうしたイノベーション・プロセスの各段階をみていこう。

 �\鑪�的に重要な階層を特定する
   企業やターゲット市場にとって、戦略的に重要な一般区分による階層
   をあげてみる。
     → いわゆる「顧客ターゲットの設定」ですね。

 ��顧客像についてリサーチする
   対象となる人々、社会、経済、技術的要因を調査する。
     → いわゆる「テストマーケチィング」ですね。

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   商品そのものでなく、その商品が人々にとって何を実現するかを考え
   ることだ。その機会におけるニーズ、ウオンツ、願望は何か。
     → 今週お届けしている「顧客ベネフィットの明確化」ですね。

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   リサーチに基づいて、その機会が満たされた状態を実現するために、
   商品にどんな特徴が求められるのかを定義する。 
     → いわゆる「商品コンセプト・USPの設定」ですね。

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   基準を満たす可能性を秘めた商品アイデアを多数考え出し、実際に
   基準を満たしている有望なアイデアの試作品を作る。
     → いわゆる「商品開発」ですね。

 ��次の段階に進めるかどうか決定する
   さらに開発プロセスを進めるかどうかを決定し、続行する価値があると
   判断されれば、その商品は新しいフェーズに入り、生産や市場投入
   の準備を始める。



 また本書では、イノベーションにおける「デザイン」と「チーム」の必要性を説いています。
 本書でいう「デザイン」とは単なる見た目の美しさだけでなく、技術を補完しユーザーの課題解決の手助けをする広い機能を含んでいます。(本来のデザインの意味ですね)
 その内容も少しお届けします。以下のとおりです。

 
・アップルのiPodやプリウスなどの技術的な変革もデザインなしには成立しない。これらのデザインは全て人間が中心となって進化する。良くも悪くも。デザインは生産や消費の経済を牽引する。その構造は変わることなく、イノベーションは進化し続けるだろう。なぜなら、社会・経済・技術のSET要因は常に変化を続けるからだ。
・現代の経済もまた、新たなルネサンスを必要としている。複数の頭脳を調和して機能させなくてはならない。個々人の持つアートと科学の力を最大限に活用して創造やデザインを行う「ルネサンスチーム」が求められているのだ。


「ヒット企業のデザイン戦略(イノベーションを生み続ける組織)」の本の紹介はこれでおしまいです。

 私が実施している起業支援と密接に関わっている「イノベーション」と「デザイン」の概念について、非常に考えさせられた本でした。
 
 新商品・新サービスにチャンレンジしている起業家・経営者の皆さまにはとても参考になる本ですよ。本ブログではご紹介していませんが、イノベーションの実例が盛りだくさんですので。

 
明日は1泊旅行に行くため、ブログはお休みです。

 来週は、ヒット商品の「顧客ベネフィット」について、1日1つずつ、課題形式でお届けしていきますのでお楽しみに!

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