こんにちは。
 今日も暑いですね。

 今日は、今週お届けしております「利益設計(採算性)」の最終日です。
 「採算性の計算事例」をお届けします。


 
さっそく採算計算の事例問題に入ります。

「事例問題」
  年間売上高が1億円で、商品の原価が6,000万円、その他諸経費が2,000万円である。
  総費用のうち、固定費が3,000万円である。
  このときの「利益」はいくらになるか?
  また、「損益分岐点」はいくらかになるか?

「問題解答」  
  最初に「利益」を求めます。
  利益は、売上高−総費用で求められます。
  総費用は、商品の原価+その他諸経費であるので、
      利益=100,000,000 − (60,000,000 + 20,000,000)
     = 20,000,000円

  次に総費用と固定費から「変動費」を求めます。
  変動費は、総費用−固定費で求められますので、
  変動費=60,000,000 + 20,000,000 − 30,000,000
       = 50,000,000円

  その次に「損益分岐点」を求めます。
  損益分岐点は、固定費÷(1−変動費率)で計算できます。
  変動費率は、変動費÷売上高であるので、
  損益分岐点=30,000,000 ÷ (1−50,000,000÷100,000,000)
         =60,000,000円

  よって、利益は、20,000,000円
       損益分岐点は、60,000,000円  となります。


 
以上の計算で、採算性検証(採算計算)の基本である「損益分岐点」が求められます。

 しかし、「損益分岐点の売上高がいくらであるか」(採算計算)がわかったからといって、「事業(ビジネス)採算性」が完璧というわけでありません。

 その売上高が達成できる「仕組み」ができているかがポイントです。

 では「仕組み」とは何か!

 それは、「経営資源(人材、資金、設備、ネットワーク)」「顧客との接点」など様々です。

 利益がきちんと生み出される仕組みであるかどうかを検証する「利益設計」の段階で、ポイントであると私が考えているのは、先週お届けしました「原時」です。

 原時という「時間の概念」です。

 ぜひ皆さん、「時間の概念」で、損益分岐点の売上高の採算性を検証してみましょう。
 (これから先は7月22日の復習です)


「売上」を分解すると以下のとおりですね。

   「売上」=「商品・サービスの価格」×「顧客数」

「商品・サービスの価格」が決まっているので(決めると)

   「年間顧客数」=「年間売上」÷「商品・サービスの価格」

を計算してみましょう。

 「年間顧客数」は、何者(社)でしたか?
 100社、1000者、それとも10000者ですか?
 この数は、皆さんの事業(ビジネス)により様々ですね。

 この「年間顧客数」に、7月19日にお届けしました「原時」の考え方を導入してみますと、

 「年間顧客数」×「原時」=「顧客に商品・サービスを提供する総時間(総日数)」

 「総日数」これが365日を超えるか否かがポイントです。

  「1年間、顧客に商品・サービスを提供する総日数」<365

 
 いかがでしたか?

 事業の「実現性・採算性」には、「お金」の概念も重要ですが、「時間」の概念も同じくらい重要なのです。

 ぜひ皆さん、「時間」の概念で、事業の実現性・採算性を検証してみましょう!


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